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ニュースTOP >> ロッツニュースVol.26
抗酸化指標「ORAC」の役割2011/02/04
ORAC(Oxygen Radical Absorbance Capacity:活性酸素吸収能力)とは、米国農務省で採用された食品の抗酸化力の評価方法で、欧米では抗酸化指標として広く認知されています。
米国を中心とする海外では、健康食品やサプリメントには具体的なORAC値がパッケージや商品情報として記載されています。最近では、一般食品でもORAC値表示のあるものが増えてきています。
近年日本においても、この「ORAC」が、抗酸化力を分析する新しい指標として注目されています。
■抗酸化物質の含量ではなく抗酸化力の指標
ORACは、ビタミンCやカテキンなど特定の抗酸化物質の量を測定するのではなく、抗酸化力を標準物質(Trolox)の量に換算して表現する試験方法です。測定に際して、体温付近、中性条件下での測定であり、生体内で発生するペルオキシラジカルを使用することから、ORACは生体関連性が高いと考えられています。しかしながら、一重項酸素の消去反応をメカニズムとするカロテノイド系の抗酸化物質などはORACの活性を示しません。
■日本における抗酸化指標「AOU」の展望と「ORAC」の役割
日本では、古くから抗酸化性に関する研究が盛んに行われてきましたが、統一的な抗酸化指標がありませんでした。そこで、日本における適切な抗酸化指標「AOU(Anti-Oxidant Unit)」を定め、その活用を検討するための組織「AOU研究会」が2007年に設立されました。
AOUでは、抗酸化物質をポリフェノール系(P)と、カロテノイド系(C)に大別し、前者の抗酸化力をAOU-P、後者の抗酸化力をAOU-Cと定義しています。
AOU-Pでは、ORACを分析法として採用する方向、AOU-Cは分析法を検討中としています。
抗酸化力の統一した指標の確立、更に抗酸化物質をどの様な食品からどれだけ摂取すればいいのかという抗酸化食品にたいするニーズへの対応において、「ORAC」の役割は大きく、また「AOU研究会」の活躍も期待されます。
参考URL
●日本食品分析センター
http://www.jfrl.or.jp/modules/contents10/content/index.php?id=12
●AOU研究会
http://www.antioxidant-unit.com
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